大谷、投打の二刀流復活=2季ぶり登板、1回1失点―米大リーグ

【ロサンゼルス時事】米大リーグは16日、各地で行われ、右肘手術からの投手復帰を目指してきたドジャースの大谷はパドレス戦に1番投手兼指名打者(DH)で先発した。1イニングで降板し、2安打1失点。メジャーでの登板はエンゼルス時代の2023年8月23日以来2季ぶりで、投打二刀流が復活となった。
大谷は先頭から連打を浴びて、犠飛で失点。後続の2人をともに内野ゴロに打ち取った。球数は28球。三回の第2打席で、自らの失点を帳消しにする同点二塁打を放った。
大谷は23年9月に手術を受け、ドジャースに移籍した24年はDHに専念しながら、投手としてのリハビリを続けてきた。今年の開幕以降は定期的にブルペン投球を重ね、5月25日に行われた実戦形式の打撃練習で初めて打者と対戦。直球は150キロ台中盤を計測した。
その後も2度実戦形式で投げ、3イニング相当の練習まで行った。今週には4イニング想定の練習が検討されていたが、状態の良さから復帰登板が決まった。
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◇大谷のけがと復帰までの流れ
【エンゼルス】
23年8月 投手兼指名打者で出た23日のレッズ戦で緊急降板
右肘靱帯(じんたい)損傷が判明
指名打者としての出場を継続
9月 右脇腹の張りで欠場続く
(シーズン残り試合欠場)
9月19日 右肘を手術
【ドジャース】
24年2月 アリゾナ州でキャンプイン
3月 打者専念のシーズン開幕
公の場でキャッチボール再開
8月 手術後初のブルペン。捕手立ったまま10球
10月 ドジャースがワールドシリーズ制覇
11月 左肩の関節を手術
25年2月 アリゾナ州でキャンプイン
3月 投手の調整ペースダウン
東京でシーズン開幕
3月29日 約1カ月ぶりのブルペン投球で20球
5月25日 手術後初めて打者相手の投球練習
31日 実戦形式の打撃練習に登板して29球
6月10日 実戦形式の打撃練習に登板して44球
15日 チームが16日の先発登板を発表
16日 パドレス戦に先発し1年10カ月ぶり登板
[時事通信社]


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