2025-06-16 17:31World eye

印旅客機墜落事故で遺体の引き渡し始まる 二つ目のブラックボックス回収

【アーメダバード(インド)AFP=時事】インド西部グジャラート州アーメダバードで国営航空会社エア・インディア(AI)の旅客機が墜落した事故で、犠牲者の遺体の引き渡しが始まったが、ほとんどの家族は16日もDNA検査の結果を待っている。事故では搭乗者と地上にいた人の合わせて279人が死亡した。≪写真は、インドのアーメダバードで、エア・インディアの旅客機墜落事故で亡くなった犠牲者のひつぎの近くで嘆く親族≫
 「48時間かかると言われたが、4日たっても何の返答もない」と、兄が旅客機に乗っていたリナル・クリスチャンさん(23)は語った。「兄は家族の唯一の稼ぎ手だった」「これからどうなるのか?」
 市内の火葬場では、乗客の1人、ロンドンで働いていたメーガ・メータさんの葬儀が行われ、20人から30人の弔問者が祈りをささげた。
 アーメダバードの市立病院の医師ラジニッシュ・パテル氏によると、15日遅くまでに80人の犠牲者の身元が確認された。「これは綿密で時間がかかるプロセスなので、慎重に進めるしかない」とパテル氏は述べた。
 インド当局はまだ事故の原因を特定しておらず、エア・インディアのドリームライナーの点検を命じた。
 当局は15日、二つ目のブラックボックス、コックピットボイスレコーダーが回収されたと発表。14日には一つ目のブラックボックスであるフライトデータレコーダーの回収を発表していた。【翻訳編集AFPBBNews】

最新動画

最新ニュース

写真特集