武岡毅、優勝におごらず=ロスへの道は険しく―世界柔道

【ブダペスト時事】ブダペストで行われている柔道の世界選手権で、男子66キロ級の武岡毅(パーク24)が初優勝を果たした。昨年は決勝で敗れており、悲願達成。「ここを勝たなければ話にならなかった。自信にもなった」。今後へつながる大きなタイトルだった。
男子66キロ級は、今大会こそ3位に終わったものの、五輪連覇で世界選手権優勝4度の阿部一二三(パーク24)が君臨している。世界王者2度の丸山城志郎は引退したが、武岡が昨年決勝で屈した田中龍馬(JESエレベーター)もおり、2028年ロサンゼルス五輪への道は険しい。日本男子の鈴木桂治監督は「非常に有望な選手がたくさんいる。いい刺激をぶつけ合いながらロスに向かってほしい」と語った。
武岡は今大会、準々決勝で敗れた阿部一との対戦がなかった。自身が目標に掲げるロス五輪には阿部一も強い意欲を示しており、越えなければならない大きな壁。武岡は「何回も対戦機会があると思う。また一つレベルアップした姿で試合に臨めればいい」と力強い。
今大会の試合ぶりは鈴木監督からも高い評価を得た。相手を見ながら足技、投げ技など多彩な技を繰り出し、試合運びもうまかった。これに満足する様子はなく「優勝におごらずに、進化していかなければならない」。新たな世界王者は謙虚な姿勢で目標へと進む。
[時事通信社]
最新動画
最新ニュース
-
東・南シナ海情勢を協議=日米比外相会談
-
東北南部と関東甲信で大雨=前線南下、交通に影響―気象庁
-
ウクライナ和平「米の関与重視」=石破首相、有志連合会合で
-
中国軍機が異常接近=東シナ海で空自機に―防衛省
-
プロ野球・ひとこと
写真特集
-
ラリードライバー 篠塚建次郎
-
巨人・江川卓投手 元祖“怪物”
-
つば九郎 ヤクルトの球団マスコット
-
【野球】「サイ・ヤング賞右腕」トレバー・バウアー
-
【野球】イチローさん
-
【スノーボード男子】成田緑夢
-
【カーリング】藤沢五月
-
【高校通算140本塁打の強打者】佐々木麟太郎