雨中の劇的フィナーレ=伏兵スパーン、メジャー初V―全米オープンゴルフ

【オークモント(米ペンシルベニア州)時事】男子ゴルフの全米オープン選手権は15日に最終ラウンドが行われ、34歳のJ・J・スパーン(米国)がメジャー初優勝を遂げた。米ツアーの勝利は2022年の1勝のみだった伏兵が、通算1アンダーで混戦を制した。
首位と1打差の2位で迎えた最終日。早々に優勝争いから脱落したかに思われた。6番までに5ボギー。2番は「完璧に打った」はずの第2打がバウンドしてピンに当たり、グリーンの外へ転がる不運もあった。
その後は荒天で約1時間半、競技がストップ。これを前向きに捉えて流れを変えた。「あの中断が優勝への鍵だった」
苦しむ他の選手を横目に巻き返し、1オンに成功した17番のバーディーで単独トップに。パーでも勝てる状況で18番のグリーンに立つと、雨の中で約20メートルのバーディーパットを沈め、大歓声を巻き起こした。劇的なフィナーレとなり「夢のよう。この瞬間は一生忘れない」と感慨に浸った。
米ツアーの勝利から遠ざかっていたとはいえ、今季は「第5のメジャー」と呼ばれるプレーヤーズ選手権でロリー・マキロイ(英国)とプレーオフを争うなど、これまでと違う姿も見せていた。難コースのオークモントCCで開催された今大会。晴天続きといかなかった4日間をただ一人アンダーパーで終え、価値ある栄冠に花を添えた。
[時事通信社]
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