五輪メダリストら火花=19日から全日本選抜―レスリング

レスリングの世界選手権(9月、ザグレブ)代表選考会を兼ねた明治杯全日本選抜選手権は19日に東京体育館で開幕する。パリ五輪女子53キロ級金メダルで57キロ級に階級を変えた藤波朱理(日体大)ら有力選手の多くが欠場する中、同62キロ級にパリ五輪金の元木咲良(育英大助手)と同五輪68キロ級銅の尾崎野乃香(慶大)が出場。直接対決となれば面白くなりそうだ。
昨年12月の全日本選手権を制した尾崎が優勝すれば代表に決まり、負ければ優勝者とのプレーオフになる。元木は世界選手権の優勝経験がなく、「悔しさや劣等感がある」。その思いを晴らすため、通過点となる今大会に向けて練習を積んできた。「強い選手が集まり、わくわくした気持ち。敬意は忘れず倒しにいく」と決意を語った。
藤波が抜けた女子53キロ級には、2021年東京五輪金で昨年11月に第1子を出産した志土地真優(ジェイテクト)が2年ぶりに実戦復帰。元世界女王の村山春菜(自衛隊)や全日本選手権優勝の清岡もえ(育英大)もおり、激戦が予想される。
男子の注目はパリ五輪金の2人がいる階級。フリースタイル65キロ級の清岡幸大郎(カクシングループ)、グレコローマンスタイル77キロ級の日下尚(マルハン北日本カンパニー)は、ともに実力が頭一つ抜けている。その中で、日本協会の井上謙二強化本部長は「パリの代表選手以外も伸びていて、若手がアジア選手権などで成果を残している」と新鋭の台頭を期待した。
[時事通信社]
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