2025-06-13 15:40政治

石破首相、G7サミットへ15日出発=日米首脳会談も調整

 石破茂首相は15~18日の日程でカナダを訪問し、西部カナナスキスでの先進7カ国首脳会議(G7サミット)に出席する。アジア唯一のメンバーとして、覇権主義的な動きを強める中国への警戒を呼び掛ける方針。トランプ米大統領の再登板で結束が揺らぐ米欧間の「橋渡し」役となることを目指す。
 トランプ氏とは個別に会談する見通し。日米関税交渉の合意に向け、首脳間で詰めの調整を急ぐ。
 首相のサミット出席は就任後初めて。カナダ政府は日程を15~17日と発表したが、15日に公式日程はなく、実際の開幕は16日になる予定だ。
 G7は今年が発足50年の節目となる。林芳正官房長官は13日の記者会見で「国際社会がさまざまな課題に直面する中、G7の結束は極めて重要だ」と強調。その上で「G7が果たす役割について、首脳間で率直に議論し、国際社会の諸課題への対応を主導していく姿勢を示す」と述べた。
 トランプ氏との会談では、米側の高関税措置を受けた日本側の取り組みを説明。サミットに先立つ閣僚協議の結果も踏まえ、見直しを重ねて求める考えだ。
 首相はまた、G7に招待を受けて出席するウクライナのゼレンスキー大統領、韓国の李在明大統領とも、それぞれ会談を調整している。 
[時事通信社]

最新動画

最新ニュース

写真特集