搭乗者241人死亡、生存1人=過去10年で最悪か―事故調査開始、2日前羽田に・インド旅客機墜落
【ニューデリー時事】インド西部アーメダバードで12日、地元航空大手エア・インディアが運航する旅客機が市街地に墜落した事故で、同社は乗客乗員242人のうち241人の死亡が確認されたと13日発表した。唯一の生存者であるインド系英国人男性は命に別条はなく、病院で治療中という。機体が激突した地上でも犠牲者が出ており、死者は全体で260人を超えるという見方が出ている。過去10年に起きた世界の航空機事故で最悪の人的被害となったもようだ。
警察はDNA検査も活用して犠牲者の確認を進めている。ロイター通信は当初、警察の話を基に死者を「290人以上」と報じたが、二重計上があったとして「240人以上」に訂正した。
墜落したのはアーメダバード発ロンドン行きの米ボーイング787型機で、同型機の墜落は初めて。航空機の航路を追跡するウェブサイト「フライトレーダー24」によると、事故を起こした機体は9~10日にインド首都ニューデリーの空港と羽田空港を往復していた。
エア・インディアのウィルソン最高経営責任者(CEO)はビデオメッセージの中で「調査に時間はかかるが、今できることを全て行っている」と述べた。
ナイドゥ民間航空相は、事故原因の正式な調査を開始したと明らかにした。米運輸安全委員会(NTSB)や英国の航空事故調査当局も調査チームをインドに派遣する。
生存者の男性は地元メディアに対し、離陸してすぐに大きな音がしたと証言。機体に何らかの異変が起き、エンジン出力が低下した可能性もある。機長らは離陸直後に緊急事態を知らせる信号を航空管制官に送っていた。
旅客機には乗客230人、乗員12人が搭乗。乗客の内訳はインド国籍169人、英国籍53人、ポルトガル国籍7人、カナダ国籍1人だった。日本人が巻き込まれたとの情報はない。
[時事通信社]
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