5月企業物価、3.2%上昇=コメ高騰、伸び率は鈍化―日銀

日銀が11日発表した5月の国内企業物価指数(速報値、2020年平均=100)は126.3となり、前年同月比3.2%上昇した。伸び率は4月(4.1%)から鈍化したものの、51カ月連続のプラス。長期化するコメの価格高騰が押し上げ要因となった。
企業物価指数は、企業間で取引されるモノの価格を示す。調査対象515品目のうち、364品目が上昇し、130品目が下落した。
分野別では、コメや、鳥インフルエンザの発生の影響で値上がりした鶏卵を含む農林水産物が42.8%の上昇。日銀は備蓄米放出による直接の影響は確認できないとした上で、「間接的なものも含め、どのような価格推移をたどるか注視する」と説明した。
飲食料品は原材料費や包装資材が高騰し、4.2%上昇。電力・都市ガス・水道も政府の補助金の影響が剥落し、6.5%上昇した。
一方、ガソリンなどの石油・石炭製品の上昇率は、原油価格の下落を受け、0.6%と前月(6.3%)から大きく縮小。全体の伸び率を押し下げた。
海外から輸入するモノの価格を示す輸入物価指数は、円ベースで10.3%下落。契約通貨ベースでも4.7%下落した。
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