25年世界成長、2.3%に下げ=米関税次第で減速も―世銀
【ワシントン時事】世界銀行は10日公表した最新の経済見通しで、2025年の世界の実質GDP(国内総生産)伸び率を2.3%と、1月の前回見通しから0.4ポイント下方修正した。26年も2.4%と、0.3ポイント引き下げた。トランプ米政権の高関税政策に伴う世界的な貿易摩擦が響くとみている。
25年の世界成長率は、リーマン・ショックとコロナ禍でマイナスに落ち込んだ09年と20年を除くと、08年以来の低い伸びとなる。世銀は米国の関税率が5月末時点と比べて10%引き上げられた場合、25、26年の成長率はそれぞれ0.5、0.4ポイント下がると試算。一方、関税率が半分になれば、平均0.2ポイントずつ上がると見込んだ。
25年の世界貿易の伸び率は1.8%と、前年の3.4%から急減速すると予想。ギル世銀チーフエコノミストは、各国が「米国だけでなく、その他の国々に対しても貿易を自由化することが重要だ」と訴えた。
[時事通信社]
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