米中首脳、関税協議の早期開催で一致=トランプ氏「前向きな結論」―レアアース問題に進展か
【ワシントン、北京時事】トランプ米大統領と中国の習近平国家主席は5日、電話会談した。追加関税を互いに引き下げるとの合意を踏まえ、近く閣僚級協議を行うことで一致。トランプ氏は「両国にとって非常に前向きな結論に至った」とSNSに投稿した。レアアース(希土類)の輸出規制を巡る問題に進展があった可能性もある。両首脳の会談が公となるのは、第2次トランプ政権発足後で初めて。
米中両国は5月にスイス・ジュネーブで開いた閣僚級協議で、互いに課していた追加関税を115%引き下げることで合意。90日間の期限を設けて通商問題を協議すると決めた。だが、米国側は中国によるレアアース規制が続いていることを合意違反だと主張。中国側も、米国による中国人留学生のビザ(査証)取り消しを批判するなど、貿易戦争が再燃する懸念が高まっていた。
首脳会談は約1時間半に及んだ。中国外務省によると、習氏は会談で「中国は厳格に合意を履行してきた」と主張。中国に対する「ネガティブな措置を撤回すべきだ」とトランプ氏に訴えたという。会談は米国の要請で行われたとしている。
一方、トランプ氏は会談後、記者団に「複雑な点が解決した。主にレアアースなどいくつかの点が解決した」と強調。「引き下げられた関税は引き続き有効だ」とも語った。中国人留学生のビザの扱いについては「中国の学生が来るのは問題ない。受け入れは名誉なことだが、確認は必要だ」と述べた。
[時事通信社]
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