武居、KO勝利に期待=力石はリーチ生かせるか―ボクシング世界戦

プロボクシングのダブル世界戦が28日、横浜BUNTAIで行われる。メインイベントの世界ボクシング機構(WBO)バンタム級タイトルマッチで、王者の武居由樹(大橋)が同級7位のユッタポン・トンデイ(タイ)を相手に2度目の防衛戦に臨む。1月に試合が予定されていたが、武居が右肩を負傷し延期されていた。実力で上回る武居にはKO勝利が期待される。
今回は相手を倒すことをテーマに練習を積んできており、試合では距離を詰めて攻める展開もありそうだ。同じバンタム級の他団体の王者、中谷潤人(M・T)らの活躍に刺激を受け、「みんなレベルが高くて自分の評価が少し下がっている。ここを勝ち切って、追い越してやるという気持ちで燃えている」とモチベーションは高い。
国際ボクシング連盟(IBF)スーパーフェザー級王座決定戦では、同級3位の力石政法(大橋)が1位のエドアルド・ヌニェス(メキシコ)に挑む。IBFフライ級王者、矢吹正道(LUSH緑)を兄に持つ力石は世界初挑戦。相手は28勝(28KO)1敗の戦績を誇る強敵で、厳しい戦いが予想される。
力石はリーチで勝っており、得意のアウトボクシングで主導権を握れるかがカギ。5試合連続KO勝利中とパワーはあり、打撃戦に持ち込まれた場合の対応は可能だ。自信のあるスタミナも含めた総合力が問われる。
[時事通信社]

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