つかんだ納得の銅=伊藤、結果受け止める―世界卓球

悔し涙をこぼした後、伊藤はすっきりとした表情で口にした。「自分の力でメダルまでたどり着けたことはうれしい。いい大会だった」。日本女子シングルスで56年ぶりの決勝を狙った戦いはストレート負け。全力を尽くした結果を受け止めた。
強豪中国で絶対的な強さを誇る世界1位の相手に、序盤から主導権を握られた。サービスでバック側を徹底して狙われ、甘くなった返球を攻められて失点。「やりたいことは山ほどあったが、抑えきれなかった」。回り込んでのフォアや長さを変えた打球も通じなかった。
昨年はパリ五輪代表から落選。練習に集中できない時期もあったと明かす。コーチを付けず、一人で復調を目指す伊藤をそばで支えてきた母の美乃りさんは、この日もベンチで見守った。
長年挑み続けてきた同い年の孫穎莎に、またもやはね返された。とはいえ、大舞台でトップ選手と対戦し、充実感を覚えたことも確か。「力を出し切れて楽しかった。また頑張りたい」。前向きに大会を締めくくった。(ドーハ時事)
[時事通信社]
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