2025-05-23 15:09スポーツ

48歳佐藤、衰えぬ闘志=3度目Vへ若手から刺激―インディ500

決勝を控え、公式記者会見に臨んだ佐藤琢磨=22日、米インディアナポリス
決勝を控え、公式記者会見に臨んだ佐藤琢磨=22日、米インディアナポリス

 【インディアナポリス(米インディアナ州)時事】世界三大自動車レースの一つ、伝統のインディアナポリス500マイル(インディ500)の決勝が25日(日本時間26日)に米インディアナポリスで開催される。16度目の出場となる佐藤琢磨(48)=ホンダ=は1列目の2番グリッドの好位置から2017、20年に続く3度目の制覇を狙う。
 昨年に引き続き、インディ500限定のスポット参戦。単独走行の予選は2番手につけ、19日の練習走行では全体3番目の平均時速を出すなど、ここまで順調な仕上がり。過去に予選で5位以内につけた2度(17年の4番手、20年の3番手)とも優勝につなげた。「参加するだけのために頑張っているのではなく、勝利するためだけにやっている」という大舞台で5年ぶりの栄冠に期待が高まる。
 200周の長丁場のレースで1列目からスタートできるのはアドバンテージ。グリッド別の過去優勝者の割合を見ると、ポールポジション(PP)が21度でトップ、次に3番手の13度が続く。2番手からの優勝は11度で3番目に多い。
 48歳で勝てば史上最年長の覇者となる。新人ロバート・シュワルツマンがPPを獲得したように若いドライバーの台頭が目覚ましいが、「チャレンジャーとしてガンガンくる。若い子たちのパワーに負けないように、まだまだ頑張る」。ベテランの闘志は衰えていない。
[時事通信社]

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