2025-05-22 18:51スポーツ

不振でも有言実行=トットナムのポステコグルー氏―サッカー欧州L

欧州リーグを制し、優勝トロフィーを手に喜ぶトットナムのポステコグルー監督(中央上)=21日、スペイン・ビルバオ(EPA時事)
欧州リーグを制し、優勝トロフィーを手に喜ぶトットナムのポステコグルー監督(中央上)=21日、スペイン・ビルバオ(EPA時事)

 【ロンドン時事】高らかに優勝トロフィーを掲げた。サッカーの欧州リーグで21日、かつてJ1横浜Mを指揮したアンジェ・ポステコグルー監督率いるトットナム(イングランド)が、前身の欧州連盟カップ時代の1983~84年以来3度目となる優勝を果たした。マンチェスター・ユナイテッド(同)に1―0で勝利し、2007~08年の国内リーグ杯以来17シーズンぶりのタイトルとなった。
 選手に豊富な運動量を求め、最終ラインを高くして相手を押し込み続ける。「アンジェ・ボール」とも呼ばれる超攻撃的スタイルは故障者が続出した就任2年目の今季、不振を極めた。プレミアリーグは最終節を残して残留圏ぎりぎりの17位。解任のうわさは尽きなかった。
 苦しんだシーズンの最終盤、欧州タイトルの懸かる大一番で現実的な戦い方を選んだ。ボール支配率は35%でシュートは3本。崩れないことを優先させ、前半終了間際の1点を守り切った。中継インタビューで「トーナメントの戦いはリーグとは違う」と誇った。
 昨年9月、「いつも2年目に何かを勝ち得てきた」と発言して注目を集めた。その真意を問われ「おごりではなく、宣言のつもりだった。何かを勝ち取ることがクラブを変える」と説明した。オーストラリアのクラブや横浜M、セルティック(スコットランド)時代に続き、またしても2年目に栄誉を手にした。
[時事通信社]

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