2025-05-21 07:22スポーツ

熱い思い、指導者でも=男子ダブルスの森薗コーチ―世界卓球

卓球の世界選手権で取材に応じる日本代表の森薗政崇コーチ=20日、ドーハ近郊ルサイル
卓球の世界選手権で取材に応じる日本代表の森薗政崇コーチ=20日、ドーハ近郊ルサイル

 【ドーハ時事】ドーハなどで開催されている卓球の世界選手権個人戦で、男子ダブルスの篠塚大登(愛知工大)戸上隼輔(井村屋グループ)組が3回戦を突破した。ベンチでは森薗政崇コーチ(30)が戦況を見詰め、若いペアを支えている。
 日本代表で長く活躍し、2017年世界選手権の男子ダブルスで銀メダルを獲得したサウスポーの実力者。現在も選手としてプレーする傍ら、今回は「もともとやってみたかった」と言う指導者の立場で日本チームに加わっている。
 ベンチでは身ぶり手ぶりで選手にアドバイスを送り、叱咤(しった)激励する。20日の3回戦では劣勢の第4ゲームにタイムアウトを取り、相手の裏をかくコースなどを助言。フルゲームでの勝利を後押しした。篠塚は「必要なことを言ってくれる。迷ったときは本当に心強い」と頼りにする。
 次戦はメダル獲得が懸かる準々決勝。森薗コーチは「ものすごいチャンスがある。苦しいかもしれないが、厳しい言葉を掛け続けて気を緩ませないようにしたい」。熱い思いを前面に出し、この種目で2大会ぶりの表彰台を期待した。
[時事通信社]

卓球の世界選手権で取材に応じる男子ダブルスの篠塚大登(右)と戸上隼輔=20日、ドーハ近郊ルサイル
卓球の世界選手権で取材に応じる男子ダブルスの篠塚大登(右)と戸上隼輔=20日、ドーハ近郊ルサイル

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