DeNA打線が復調=四回までに大量9点―プロ野球

下位が打つと、強力打線は止まらなくなる。DeNAが四回までに大量9得点。中日の戦意をそぐような猛攻で貯金を今季最多に並ぶ3とし、本拠地のファンを沸かせた。
一回に牧のソロで先制。二回は7番山本が無死一、二塁で甘く入った変化球を逃さず左前適時打を放った。さらにチャンスは続き、1番桑原も2点適時打。一気に突き放した。
今季は得点力不足が目立ち、ここまで消化した半数以上の試合で2点以下にとどまっていた。先発投手に負担をかける展開が続き、責任を感じていたのは捕手の山本。「(先発の)ケイが少しでも楽に投球できるように、打撃でも守備でもサポートしていきたい」。3安打2打点だった18日のヤクルト戦に続き、またも貢献。ケイも「味方打線が援護してくれて、気持ちよく投げられた」と野手陣をねぎらった。
三回にオースティンのソロと山本の犠飛で2点、四回にはベテラン宮崎が今季1号の3ラン。六回にも1点を追加し、2試合連続の2桁得点とした。「(カードの)1戦目に大量得点できたのは良いこと。これを継続していけるようにしたい」と主将の牧。三浦監督が「少しずつ上向いている」と評した打線の復調ぶりが、くっきりと表れた。
[時事通信社]



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