2025-05-18 22:07スポーツ

苦戦の1回戦、気持ちで突破=「3種目金」狙う張本美―世界卓球

 急成長を見せる日本女子の16歳のホープが、初舞台でのシングルス1回戦を突破した。試合を終えた張本美は「簡単に勝てる相手ではないと思っていた。目の前の1点を絶対に取るという気持ちでやれたことがよかった」。笑顔がはじけた。
 午前中に木原と組むダブルスの1回戦で快勝。ただ、約3時間後に臨んだシングルスは感触が違った。緩急巧みなペソツカの攻めに苦戦。もつれた第3ゲームを落としたが、勝負どころで威力のあるバックハンドを打ち込み、実力者を押し切った。「こういう戦い方の選手には何度も負けてきた。成長につながったと思う」と実感を込めた。
 昨年、団体メンバーとしてパリ五輪に出場し銀メダルを獲得。その後はシングルスでも実績を残し、女子で日本勢最高の世界ランキング6位で今大会を迎えた。女子ダブルス、混合ダブルスと合わせ「3種目で金メダルを取る」と強気な目標を掲げ、まずは全て2回戦に進出。「これからまた頑張っていく」と気合を入れ直した。(ドーハ時事)
[時事通信社]

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