2025-05-17 18:25スポーツ

よみがえった堅守=町田、浮上のきっかけに―Jリーグ

前半、攻め上がる柏の細谷(右)をディフェンスする町田の昌子(左)と岡村=17日、Gスタ
前半、攻め上がる柏の細谷(右)をディフェンスする町田の昌子(左)と岡村=17日、Gスタ

 4試合ぶりの勝利は、町田の選手たちに自信を取り戻すものになったはずだ。黒田監督の「きょうのサッカーが町田のサッカーなんだと、もう一度自覚したい」という言葉に実感がこもった。
 代名詞の堅守で、終始試合の主導権を握った。前からプレスをかけて柏のパス回しの自由を奪い、前線の選手を狙った球は守備陣が奪って決定機をつくらせない。仙頭は「後ろから組み立てる相手を上回るハイプレスができた」。ロドリゲス新監督の下、ポゼッションサッカーで11戦負けなしだった柏を、完全に封じ込めた。
 無失点は4月2日のG大阪戦以来。昨季、昇格1年目で3位と躍進した原動力の守備が、最近はほころびを見せていた。黒田監督は「プレスの強度や攻守の切り替えに100%取り組むことを練習から要求してきた」。2度のリードを守り切れずに引き分けた前節の清水戦を反省し、重ねた修正が成果となった勝ち点3。GK谷も「今季はなかなかなかった、自分たちらしい試合」とうなずく。
 「次が駄目だったら意味がない」とは昌子。よみがえった町田らしさを継続し、上昇気流に乗っていけるか。 
[時事通信社]

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