「基地のない沖縄を」=本土復帰53年で平和行進

本土復帰から53年を迎えた沖縄県で17日、復帰を記念する「5・15平和行進」が行われた。今も多くの米軍基地が残る沖縄の現状を発信するのが目的で、参加者は「基地のない沖縄を返せ」「日米地位協定を見直せ」などと声を上げ、基地周辺を歩いた。
市民団体などが主催。参加者は米軍嘉手納飛行場(同県嘉手納町など)と、米軍普天間飛行場(同県宜野湾市)に沿った2コースに分かれ、それぞれ約12キロを行進した。
嘉手納飛行場に近接する読谷村の役場で開かれた出発式で、石嶺伝実村長(69)は「今なお米軍関係者による事件、事故は後を絶たず、村民の安心、安全が脅かされている」と話し、「決して沖縄だけの問題ではない」と訴えた。
岡山県から参加した小学校教諭の女性(35)は、米軍の駐留が日本の安全を保っているとの意見もあるとしつつ、「正解は分からないが、自分で考えることが大事だ。そのきっかけになった」と述べた。
神奈川県から来た公務員の男性(35)は「基地の広大さに驚いた。基地問題が解決していない現状を改めて感じた」と話した。
[時事通信社]
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