ブラジルサッカー界に新たな打撃 連盟会長に解任命令
【リオデジャネイロAFP=時事】ブラジル・リオデジャネイロの裁判所は15日、同国サッカー連盟(CBF)のエジナウド・ロドリゲス会長(71)に関し、雇用契約書の署名が偽造された疑いがあるとして解任を命じた。≪写真は、国際サッカー連盟〈FIFA〉の総会で、2027年女子W杯の開催権を獲得して喜ぶブラジルサッカー協会のエドナルド・ロドリゲス会長〈右〉≫
ブラジルサッカー界にとって、今回の決定は新たな打撃となる。このわずか4日前には、スペイン1部リーグのレアル・マドリードを率いるカルロ・アンチェロッティ監督がブラジル代表指揮官に就任すると発表され、久しぶりの喜ばしいニュースに沸いていたばかりだった。
リオの裁判所はロドリゲス氏の2025年の契約書について、署名者の一人が署名するには精神的に不適格であったため、「偽造の可能性」があると指摘。その結果、ロドリゲス氏とCBFとの雇用契約は「無効」との判決が下されたことが、AFPの取材で確認された。
裁判官はまた、新たな会長選を実施するようCBFに命じた。
CBFでは初の黒人会長であるロドリゲス氏は判決に先立ち、この日パラグアイ・アスンシオンで行われた国際サッカー連盟(FIFA)の総会で、文書が有効であることに「絶対の確信がある」と述べた。
ロドリゲス氏は22年の選挙に不正があったとして翌23年に一時的に停職となったものの、FIFAがブラジルサッカー界への制裁を警告し、最高裁判所判事の命令で復職した。
また、FIFAと南米サッカー連盟(CONMEBOL)は、23年に命じられたロドリゲス氏の解任を受け入れず、CBFに対して外部からの干渉を許せば国際大会から排除される可能性があると警告していた。
今年3月には、元ブラジル代表のスター選手であるロナウド氏が会長選への出馬を断念し、ロドリゲス氏が唯一の候補者として全会一致で2030年までの任期で再選された。
しかしながらその数週間後には、CBFの運営に関する調査記事がブラジルの雑誌ピアウイに掲載され、ロドリゲス氏は再び窮地に立たされた。記事では、ロドリゲス氏が地方連盟の責任者らに大幅な給与増を提示することで、選挙での支持を買収したと報じられていた。【翻訳編集AFPBBNews】
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