備蓄米入札、早期販売に優先枠=25年産米買い入れは当面中止―農水省

農林水産省は16日、コメの流通安定化に向け、政府備蓄米の入札方法などを一部見直すと発表した。スーパーや小規模米穀店など小売業者と協議し、備蓄米を1カ月以内に売り渡す計画を立てた集荷業者に対し、6万トン分の入札優先枠を新設する。備蓄米の流通の遅れを改善する狙い。また、備蓄米の在庫確保のための買い入れは、2025年産米については当面中止し、需給の安定を目指す。
江藤拓農水相は同日の閣議後記者会見で「大手のスーパーだけでなく、町の小さな個人経営のスーパーやお米屋さんまで備蓄米がある状況をつくるにはどうしたらいいか検討した上で決めた」と述べた。4回目の備蓄米入札を5月28~30日に実施することも発表した。対象は22年産が8万トン、23、24年産が各1万トンの計10万トン。
政府は4月までに、備蓄米計約31万トン分の入札を実施。これに加えて、5~7月にも毎月10万トン分ずつ入札し、計約61万トンを大規模放出する計画だ。7月の入札数量は、需給に応じて変更も可能とする。放出した備蓄米の買い戻しは、原則1年以内としていた期限を5年以内に延長。25年産米は対象から外し、需給環境の改善を優先する。
[時事通信社]

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