インド、停戦破りに「断固対処」=パキスタン側も違反主張
【ニューデリー時事】インド軍幹部は11日に記者会見を開き、パキスタン軍が10日の停戦合意発効直後に発砲やドローンによる領土侵入を行ったと非難した。一方、パキスタン側もインド軍による違反があったと反発。両軍の幹部は12日に協議を行う予定だが、軍事行動が再びエスカレートすれば停戦合意が破棄される可能性もある。
報復合戦を続けていた印パは10日、米国の仲介により即時停戦で合意した。しかし、発表の数時間後に記者会見したインド政府高官は、パキスタン側が合意を破ったため、適切に応戦したと主張した。インド軍幹部も11日、今後同様の違反が繰り返されれば「断固として懲罰的に対処する」とパキスタン側に伝えたと明らかにした。
これに対し、パキスタン外務省は声明で「インドが一部地域で(停戦)違反を犯しているにもかかわらず、われわれの部隊は責任と自制心を持って対処している」と反論。「(自国は)停戦の誠実な履行に引き続き取り組む」と表明した。
インド軍幹部は7日に開始した軍事作戦で「テロリスト100人以上を殺害した」と成果を誇示した。その上で、パキスタン軍は係争地カシミール地方の実効支配線付近で兵士約35~40人と複数の軍用機を失ったと述べた。
ロイター通信によると、双方の民間人死者は計66人に上った。
[時事通信社]
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