「一時停戦」終了、空爆再開か=硬軟両様で揺さぶり―ロシア
ウクライナ侵攻を続けるロシアが一方的に宣言した72時間の一時停戦が11日午前0時(日本時間同6時)、終了した。西側諸国はトランプ米大統領が提案した30日間の停戦受諾を求め、プーチン大統領はウクライナとの直接協議を呼び掛けた。ロシア軍が大規模な空爆を再開するとの見方も出ており、硬軟両様でゼレンスキー政権を揺さぶる構えとみられる。
72時間の停戦は、中国など各国首脳がモスクワに集まる旧ソ連の対ドイツ戦勝記念日(9日)に合わせたもの。ウクライナは、和平に前向きな姿勢をアピールするプーチン政権の策略だとして呼応せず、ロシア軍の攻撃継続を理由に「茶番」と批判した。
在ウクライナ米大使館は9日、「今後数日間に大規模な空爆に見舞われる恐れがある」と警戒情報を発出。一時停戦の終了と関連している可能性がありそうだ。
ゼレンスキー政権は8日の一時停戦入り前、ロシアに対してドローン攻撃を実施。各国首脳を迎えるモスクワなどの空港がまひした。プーチン政権が停戦終了後に大規模な報復に出るシナリオもあり得る。ウクライナ各地には11日未明、ロシア軍のドローンが飛来した。
ウクライナのメディアは、ロシア南部アストラハン州の演習場上空を12、13両日に封鎖する航空情報(ノータム)が出たと報道。昨年11月、ウクライナ東部ドニプロペトロウスク州に新型の極超音速中距離弾道ミサイル「オレシニク」が発射された際に似た動きと指摘される。
[時事通信社]
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