2025-05-10 17:29スポーツ

大谷12号、乱戦に決着=好機で本領、トップタイ―米大リーグ・ドジャース

ダイヤモンドバックス戦の9回、3ランを放ったドジャースの大谷=9日、フェニックス
ダイヤモンドバックス戦の9回、3ランを放ったドジャースの大谷=9日、フェニックス

 大谷が一振りで乱戦にけりをつけた。九回、ドジャースは11―11と追い付き、なお1死一、二塁で打席が回ってきた。
 右横手投げのトンプソンに対し、1ボール、2ストライクからの4球目を振り抜くと、本塁打を確信。バットを放り投げ、右翼席に吸い込まれる打球を見ながら両手を横に広げて走りだした。勝ち越しの3ラン。「率直にうれしかった。甘く入ってきたら振ろうと思っていた。ああいう形に上がって、本塁打になってよかった」
 打線は九回に粘りを見せた。三回までに8点を取りながら四回以降は沈黙。3点を追って九回を迎えた。この回先頭のフリーマンから4連続長短打で同点とし、最後に大谷が決めた。
 ア、ナ両リーグを通じてトップに並ぶ12号。今季はこの試合を迎えるまで得点圏に走者を置いた場面で打率1割4分3厘、1本塁打と、好機で振るわなかった。だが、この日は大事な場面で本来の姿を見せた。
 ロバーツ監督は現役時代に同僚だった歴代最多本塁打のバリー・ボンズと大谷が「私が見た中で最高の選手」と言う。さらに「翔平の勝負強さは比類がない」と笑みを浮かべた。(フェニックス時事)
[時事通信社]

ダイヤモンドバックスに勝利し、チームメートを出迎えに行くドジャースの大谷(左)=9日、フェニックス
ダイヤモンドバックスに勝利し、チームメートを出迎えに行くドジャースの大谷(左)=9日、フェニックス

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