大の里、カギ握る序盤=責任果たしたい豊昇龍―大相撲夏場所
大相撲夏場所は11日に東京・両国国技館で初日を迎える。春場所で3度目の優勝を果たした大関大の里が、初めての綱とりに挑む。新横綱として臨んだ先場所をけがで途中休場した豊昇龍、大関琴桜らが賜杯を争う構図となる。
大の里は春巡業後の体調不良により、調整は遅れた。急仕上げを強いられ、体の張りはいまひとつにも見えるが、「しっかり準備はしたつもり」。持ち前の馬力が戻れば、得意の右差しにこだわらなくても簡単には崩れないはず。これまでにない緊張感を味わうであろう序盤を無難に乗り切り、不安を払拭したい。
豊昇龍は、精力的に出稽古をして番数を重ねた。右肘の痛みは残っているが、「あとは本場所でやるだけ。しっかりやり切る」と仕上がりには自信を示す。優勝争いをリードし、大の里の壁となって横綱の責任を果たせるか。
琴桜は先場所、8勝7敗で辛くも初のかど番を脱出。攻めの取り口を貫ければ、初優勝を果たした昨年11月の九州場所の再現もあり得る。
大関昇進を目指す関脇大栄翔は、どこまで星を伸ばせるか。元大関の霧島、先場所で優勝同点の12勝を挙げた高安、充実した稽古を重ねた若隆景が賜杯争いに加われば面白い。先場所、敢闘賞を受賞したウクライナ出身の安青錦にも注目が集まる。
[時事通信社]
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