2025-05-09 11:30国際

新教皇に期待、歓迎のメッセージ=性的少数者は慎重な見方―国際社会

 【ニューヨーク時事】米国出身のプレボスト枢機卿が新たなローマ教皇に選出されたことについて、国際社会では8日、今後の活躍への期待の声が相次ぎ、各国は競うように歓迎のメッセージを発表した。
 AFP通信によると、ロシアのプーチン大統領は声明を発表し、ロシアとバチカンの間の「キリスト教の価値観に基づく建設的な対話と協力」が新教皇の下で続くことへの期待を示した。
 ロシアの侵攻を受けるウクライナのゼレンスキー大統領は、X(旧ツイッター)で、ウクライナでの正義、和平の実現に向けた「道徳、精神面での支援の継続を望む」と強調した。
 国連のグテレス事務総長も声明で祝意を表明。「全ての人々にとって公正で持続可能な世界の実現に向け、協力していくことを楽しみにしている」と述べた。
 一方、米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)は、新教皇が2012年、同性愛者を引き合いに欧米メディアや大衆文化が「教義に反する信念や慣習を助長している」と述べ、批判的見解を示したと報道。LGBTなど性的少数者は今後の成り行きを慎重に見守っていると指摘した。 
[時事通信社]

最新動画

最新ニュース

写真特集