ロシア、「戦勝外交」スタート=プーチン氏、友好国首脳と会談
ロシアのプーチン大統領は7日、旧ソ連による対ドイツ戦勝80年記念日(9日)に合わせてモスクワを訪問した「友好国」首脳と相次いで会い、一連の「戦勝外交」をスタートさせた。8日には中国の習近平国家主席とも会談。ロシアによるウクライナ侵攻で和平を促す声を念頭に、8日から3日間の停戦を宣言して国際的な孤立を回避する狙いがある。
7日はクレムリン(大統領府)でベネズエラのマドゥロ大統領、モンゴルのフレルスフ大統領らと面会。マドゥロ氏は「ソ連国民2700万人の犠牲のおかげで、欧州と全人類を救うことができた」と述べ、歴史認識でプーチン氏にすり寄った。
フレルスフ氏とのやりとりで、プーチン氏は「モンゴル人民軍の日本への参戦をわれわれは記憶しており、感謝している」と強調。「対日戦勝」で結束を試みた。
ウクライナはロシアが一方的に宣言した8日からの一時停戦を拒否し、7日にはドローンによる大規模攻撃を仕掛けた。戦勝記念日の賓客の「安全は保証しない」(ゼレンスキー大統領)と警告しており、各国首脳のモスクワ入りを妨害する狙いもあったとみられる。セルビア紙によると、同国のブチッチ大統領の搭乗機は、アゼルバイジャンに緊急着陸を余儀なくされた。
訪ロを直前に取りやめた首脳もいる。昨年12月の自国旅客機墜落を巡り対ロ関係が悪化したアゼルバイジャンのアリエフ大統領は、国内行事を理由に欠席。ラオスのトンルン国家主席は、新型コロナウイルスに感染して訪問を見送った。
[時事通信社]
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