印、無人機で防空システム攻撃=パキスタンは「撃墜」発表
【ニューデリー時事】インド国防省は8日、パキスタンの複数地点にある防空システムを狙って同日朝に攻撃を加えたと発表した。パキスタン東部にある第2の都市ラホールの防空システムが無力化されたとの「確かな情報がある」としている。
また、パキスタン軍が7日夜から8日未明にかけ、ミサイルやドローンを使ってインドの北部や西部の軍事施設への攻撃を試みたが「無力化した」と説明した。係争地カシミール地方で、パキスタン軍が実効支配線を挟んで砲撃を仕掛け、インド側の民間人16人が死亡したとも明らかにした。
一方、パキスタン軍は8日、領空侵犯したインドのドローン25機をこれまでに撃墜したと発表した。記者会見した軍幹部によると、南部シンド州ではドローン攻撃で民間人1人が死亡。ラホール近郊の軍事施設も襲われ、兵士4人が負傷した。インドが主張する防空システム攻撃を指す可能性もある。機体はイスラエル製という。
ロイター通信によれば、ラホールにある米総領事館はシェルターに避難するようスタッフに指示した。
インド軍は7日、北部パハルガムで4月22日に起きたテロへの報復として、パキスタンに越境攻撃を加えた。標的とした9カ所には、テロ実行組織と関連があるとされるイスラム過激派「ラシュカレトイバ」(LeT)の訓練施設も含まれていると説明。攻撃は約25分間で、24発のミサイルが使用されたとも報じられている。
インドメディアによると、シン国防相は8日、与野党の党首を集めた会合で、軍事作戦によって「テロリスト少なくとも100人を殺害した」と主張した。作戦は「継続中」とも述べた。
パキスタンのシャリフ首相はテレビ演説で、7日未明の越境攻撃を受け、犠牲者の「血の一滴まで復讐(ふくしゅう)する」と宣言した。パキスタン側は、テロ関連施設が標的だったとするインド軍の主張を否定。水力発電所を含む民間施設を意図的に狙ったものだと非難している。
[時事通信社]
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