パキスタンで未明の爆発、広がる恐怖=インドは「テロ映像」で作戦正当化
【ニューデリー時事】カシミール地方のパキスタン側中心都市ムザファラバードでは7日未明、インドの軍事作戦による大きな爆発が相次ぎ、住民の間に恐怖とパニックが広がった。
「家全体が揺れた。皆恐れを感じ、子供を連れ(丘に)駆け上がった」。住民のムハマド・シャイル・ミルさん(46)はロイター通信にそう語った。
英BBC放送の取材に応じたモハメド・ワヒドさんは攻撃で数十人が負傷し、約25キロ離れた病院に搬送されたと説明。「子供たちは泣き、女性たちは安全な場所を探して走り回っていた」などと混乱した様子で話した。
一方、インド側は同日開いた記者会見冒頭、4月22日にカシミール地方のインド側支配地域パハルガムで起きた事件を含め、パキスタン政府が背後で関与したと主張する数々のテロの映像を流した。パキスタン側の非道な振る舞いを印象付ける演出で、今回の報復としての軍事作戦の正当化を図った形だ。
会見では軍の女性将校が作戦の詳細を説明した。作戦名の「シンドール」はヒンズー教徒の女性が結婚していることを示すため、額や髪の分け目に塗る赤い粉を指す。パハルガムのテロで犠牲となった26人はいずれも男性で、作戦名には夫を亡くした女性の無念を晴らす意味も込めたとみられる。
[時事通信社]
最新動画
最新ニュース
-
夏の水道基本料金を無償化=数カ月間、物価高と暑さ対策―都検討
-
米遺伝子検査大手を救済=23アンドミー、バイオ企業が買収
-
モペットを「アシスト自転車」と虚偽表示=容疑で販売会社社長を逮捕―神奈川県警
-
室屋がハノーバー退団=サッカー元日本代表
-
逆転勝利を呼び込んだ三笘=快挙でバースデー前祝い―イングランド・サッカー
写真特集
-
ラリードライバー 篠塚建次郎
-
元祖“怪物” 巨人・江川卓投手
-
つば九郎 ヤクルトの球団マスコット
-
【野球】「サイ・ヤング賞右腕」トレバー・バウアー
-
【野球】イチローさん
-
【スノーボード男子】成田緑夢
-
【カーリング】藤沢五月
-
【高校通算140本塁打の強打者】佐々木麟太郎