日本66位でG7最下位=報道自由度、米57位と後退
【ニューヨーク時事】国際ジャーナリスト団体「国境なき記者団」(RSF)は2日、2025年版の世界の報道自由度ランキングを発表した。対象180カ国・地域のうち、日本は66位で昨年より順位を四つ上げたが、引き続き先進7カ国(G7)で最下位だった。首位はノルウェーで9年連続。
米国は昨年より順位を二つ下げて57位。G7では日本に次いで低かった。RSFは、米国では経済的苦境から地方の報道機関の廃業が相次ぎ自由度の後退が進む中、トランプ大統領の返り咲きで「状況悪化に拍車が掛かっている」と指摘。ホワイトハウスからのAP通信記者追放や政府系報道機関の解体に加え、メディア敵視の姿勢が市民にも広がった結果、取材中の危険が増していると訴えた。
日本に関しては「報道の自由や多様性の原則は一般的に尊重されている」としながらも、「政府や企業が主要メディアの経営陣に圧力をかけることが常態化している」と批判。汚職やセクハラなど「敏感なテーマでは深刻な自主規制が起きている」と強調した。
G7で最も順位が高かったのはドイツで11位。その他、韓国61位、中国178位、ロシア171位、北朝鮮179位など。最下位はアフリカのエリトリアだった。
[時事通信社]
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