組織でスター軍団破る=高井ら若手、堂々と―ACLサッカー・川崎

静まり返るスタジアムの一角で、川崎の歓喜が響いた。ロナルドらを擁するスター軍団を打ち破る快進撃に、「チーム全員で一丸となって戦い切った結果」。伊藤が誇ったように、持ち前の組織力で見事に対抗した。
準々決勝と同様に、開始早々に先制できたのが大きい。同点とされても動じることなく、狙い所を定めた守備でボールを回収。1―1の前半41分、先制点を奪った伊藤の積極的なドリブルから大関が奪い、後半には家長がゴール。佐々木が「怖かった」と話した終盤の猛攻を耐え抜いて、決勝の舞台にたどり着いた。
相手の心臓部、中盤のブロゾビッチを「プレーさせないことができた」と長谷部監督。先発に抜てきした神田と大関にその抑え役を託し、最終ラインでは高井がロナルドを堂々と封じた。指揮官の勇気ある選手入れ替えと、若手の躍動は、この勝利を語る上では外せない。
中立の集中開催とはいえ、実際は異様な盛り上がりを見せる開催地サウジアラビアの「ホーム」。試合後の記者会見では、地元記者から「川崎が準決勝に行くことすら予想していなかった」という発言まで飛び出した。
「予想に反することができてよかった。またサプライズを起こしたい」と長谷部監督。決勝まで中2日と不利な条件が続く中、総力戦で頂点まで上り詰め、見返すつもりだ。(ジッダ時事)
[時事通信社]
最新動画
最新ニュース
-
新教皇、ウクライナ大統領と会見=「平和への希望の象徴」
-
ベセント氏「投資家は米国を信用」=ムーディーズ格下げに反論
-
ガザで「大規模地上作戦」着手=ハマス幹部死亡の情報も―イスラエル
-
米副大統領、ゼレンスキー氏と会談=2月の激しい口論以来
-
張本智、難敵を撃破=世界卓球
写真特集
-
ラリードライバー 篠塚建次郎
-
元祖“怪物” 巨人・江川卓投手
-
つば九郎 ヤクルトの球団マスコット
-
【野球】「サイ・ヤング賞右腕」トレバー・バウアー
-
【野球】イチローさん
-
【スノーボード男子】成田緑夢
-
【カーリング】藤沢五月
-
【高校通算140本塁打の強打者】佐々木麟太郎