アイヌ遺骨、英大学から返還=112年ぶり故郷へ
【エディンバラ(英北部)時事】英北部スコットランドのエディンバラ大学で保管されていたアイヌ民族の遺骨3柱が30日、日本から訪れたアイヌ団体代表らに返還された。海外に持ち出された遺骨が返還されるのは、2017年のドイツ、23年のオーストラリアに次いで3例目。
遺骨は1913年、当時日本で暮らしていた英国人医師ニール・ゴードン・マンロー氏が母校の同大学に寄贈したもので、日本政府が返還を請求していた。同氏は晩年北海道に住み、アイヌ社会の中で医療活動を実施。アイヌ文化の研究者としても知られる。
エディンバラ大学で行われた返還式典に出席した北海道アイヌ協会の大川勝理事長は「胸が熱くなる。持って帰り神々にお願いして供養する」と感慨深げに語った。また、同大学のマティソン学長は「(遺骨を)本来戻すべき人々そして故郷に返すことができたことを誇りに感じる」と述べた。
[時事通信社]
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