2025-04-30 22:09スポーツ

山崎、粘り強く「0」行進=リーグ記録塗り替える―プロ野球・巨人

7回無失点で今季4勝目を挙げた巨人先発の山崎。開幕からの無失点記録を35イニングまで伸ばした=30日、東京ドーム
7回無失点で今季4勝目を挙げた巨人先発の山崎。開幕からの無失点記録を35イニングまで伸ばした=30日、東京ドーム

 簡単には崩れない。巨人の山崎が7回5安打無失点で無傷の4勝目を挙げ、開幕から35イニング連続無失点をマーク。心は乱れず、阪神の村上らが持っていたセ・リーグ記録の31を塗り替えてみせた。
 四回まで毎回走者を背負っても冷静だった。「頭と気持ちを整理して間違えずに投げられるかどうか。技術だけど、気持ちも大事」。150キロ前後の直球にカットボールなどの変化球を織り交ぜ、丁寧にアウトを重ねる。四回には暴投による振り逃げもあって2死一、三塁のピンチを招いたが、菊池を149キロの直球で右飛に。七回2死一、二塁では代打堂林を空振り三振に仕留め、マウンドでほえた。
 窮地でも冷静でいられる心の強さがある。前回登板の中日戦では球数がかさんだ中、要所をきっちり締めて5回無失点。「普段と変わることなく、いつも通りの投球をする」と話していた通り、この日も危なげなく試合をつくった。
 3年連続の2桁勝利を目指すプロ5年目の右腕。昨季勝ちなしの2敗と苦戦した広島を相手に、成長した姿を見せた。「ここまで投げられると思っていなかった。これからも先制点を与えずに頑張る」と表情を引き締めた。 
[時事通信社]

7回を無失点に抑え、喜ぶ巨人先発の山崎=30日、東京ドーム
7回を無失点に抑え、喜ぶ巨人先発の山崎=30日、東京ドーム

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