ヤニック・シナーが財団設立 子どもたちを支援
【ローマAFP=時事】男子テニス、世界ランキング1位のヤニック・シナー(イタリア)は28日、「教育とスポーツを通じた子どもたちの支援」を目指し、自身の名を冠した財団を設立したことを発表した。≪写真は男子テニスのヤニック・シナー≫
「ヤニック・シナー財団」は、イタリア国内外でスポーツプログラム、学校プロジェクト、地域活動を支援し、次世代にスポーツと教育をより身近なものにすることを掲げている。
シナーは声明で、「子どもたちや若手アスリートを支援することは自分にとって名誉なこと。スポーツは自分に規律や困難に打ち勝つ力、自分に忠実である勇気といった貴重な教訓を与えてくれた。これらの教訓は共有する価値があると信じている。自分たちの活動を通じて、子どもたちにスポーツだけでなく人生においても多くの可能性があることを示したい」と述べた。
シナーのマネジャーであるアレックス・ビィットゥール氏が財団の会長を務めることになっており、取締役にはフォーミュラワン(F1、F1世界選手権)のステファノ・ドメニカーリ最高経営責任者(CEO)も名を連ねている。
四大大会(グランドスラム)通算3勝を誇るシナーは、昨年3月に禁止物質のクロステボールに2度陽性反応を示し、現在3か月の資格停止処分を受けており、来月5月7日に開幕するイタリア国際で復帰する予定となっている。【翻訳編集AFPBBNews】
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