トランプ氏、カマラ・ハリス氏夫をホロコースト評議会から解任
【ワシントンAFP=時事】ドナルド・トランプ米大統領はこのほど、2024年大統領選の対立候補であるカマラ・ハリス前副大統領の夫、ダグ・エムホフ氏をホロコースト記念評議会の理事から解任した。≪写真はカマラ・ハリス前米副大統領〈右〉と夫のダグ・エムホフ氏≫
ユダヤ系のエムホフ氏は、バイデン前政権下で理事に任命され、政権メンバーとして反ユダヤ主義に対抗する活動を推進していた。
エムホフ氏は29日、自身の解任を認めたうえで、「ホロコースト(ユダヤ人大量虐殺)に関する記憶と教育は、決して政治の道具にされるべきではない」とSNSに投稿。
また、「史上最悪の残虐行為の一つを、分断をあおる材料に使うことは危険であり、ナチス・ドイツによって殺害された600万人のユダヤ人を侮辱する行為だ」と非難した。
同氏はさらに、ホロコーストの記憶と教育、憎悪や反ユダヤ主義との闘いには、今後も関わり続けると表明した。
ホロコースト記念評議会は1980年、連邦議会により設立され、同評議会の働きかけで1993年にはホロコースト記念博物館が開設された。
トランプ氏はこれまで、政敵とみなした人物への報復として、エムホフ氏が勤務する法律事務所「ウィルキー・ファー・アンド・ギャラガー」など、バイデン政権に関係する法律事務所も標的にしてきた。
ニューヨーク・タイムズ紙によると、今回ホロコースト記念評議会から解任されたバイデン政権関係者には、エムホフ氏のほか、ロン・クレイン元首席補佐官、スーザン・ライス元国内政策会議委員長、さらにジル・バイデン氏の元側近らも含まれている。【翻訳編集AFPBBNews】
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