PSGに一日の長=先制点で優位に―サッカー欧州CL

この6シーズンで4度目の準決勝に臨んだパリ・サンジェルマン(PSG)には一日の長があった。16季ぶりに勝ち上がってきたアーセナルのホームで試合巧者ぶりを見せ、第2戦へ1点のリードを持ち帰った。
ルイスエンリケ監督が「自信につながった」と振り返った先制点は前半4分。デンベレが最前線から中盤に下がって攻撃の組み立てに加わり、左サイドへ展開。気配を消すようにペナルティーエリア付近でフリーになり、折り返しのパスに合わせた。
後半は自陣に押し込まれる時間が長かったが、崩れなかった。落ち着いて反撃をはね返しながら、手数をかけない攻撃で追加点を狙う。決定機の数でも上回った。
決勝トーナメント1回戦からリバプール、アストンビラと手ごわいイングランド勢を退け、アーセナルにも先手を取った。2014~15年シーズンに、バルセロナを率いて欧州CLを制した監督は「ホームの第2戦も勝つことが目標。油断してはいけない」。引き分けで勝ち進める状況にも、気を引き締めていた。(ロンドン時事)
[時事通信社]
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