核不拡散へ結束訴え=岩屋外相、NPT準備委で演説
【ニューヨーク時事】岩屋毅外相は28日、米ニューヨークで始まった核拡散防止条約(NPT)再検討会議第3回準備委員会で演説した。危機にひんするNPT体制の維持・強化を訴え、会議で最終文書を採択できるよう全締約国に結束を求めた。日本の外相の準備委出席は2018年4月以来7年ぶり。
次回の再検討会議は26年に開かれる。直近2回は最終文書の採択に至らず、形骸化が進む。
岩屋氏は演説で、北朝鮮の核・ミサイル開発に加え、中国などを念頭に「不透明な核戦力の増強」が見られると指摘。「核軍縮の歩みに逆行し、核不拡散体制を脅かす動きが加速している」と懸念を表明した。その上で「多国間主義に基づく国際協調の枠組みを回復し、強化する努力が必要だ」と呼び掛けた。
昨年、日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)がノーベル平和賞を受賞したことにも触れ、「『核なき世界』を求める声はこれまで以上に大きくなっている」と強調。26年会議の成功に向け、「対話と協調の精神に基づく協力を要請する」と述べた。
[時事通信社]
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