次期教皇選挙、5月7日から=密室投票「コンクラーベ」―バチカン
【パリ時事】ローマ教皇庁は28日、故フランシスコ・ローマ教皇の後任を決める密室での選挙「コンクラーベ」をバチカン市内で5月7日に始めると発表した。公式メディア「バチカンニュース」が伝えた。後任は早ければ数日で選出され、同月上旬に新教皇が誕生する。
教皇はカトリック教会の最高指導者で、選挙は今世紀に入り3度目。2005年、13年はそれぞれ2日間で決着した。
選挙の有権者は、教皇の最高顧問・枢機卿(現在252人)のうち80歳未満の135人。8割の108人は、21日に88歳で死去したフランシスコ教皇により任命された。正式な立候補の制度はなく、投票で3分の2以上を得た人物が受諾して新教皇に就任する。
後任には「バチカンのナンバー2」とされる教皇庁国務長官を務めたイタリアのパロリン枢機卿(70)、フィリピンのタグレ枢機卿(67)、西アフリカ・ガーナのタークソン枢機卿(76)、ハンガリーの保守派、エルデ枢機卿(72)らが有力視されている。
枢機卿は、ミケランジェロの絵画「最後の審判」で名高いバチカンのシスティーナ礼拝堂に集合。外部との接触を断たれた状態で無記名投票を繰り返す。不選出なら礼拝堂の煙突から黒い煙、選出なら白い煙が上がる。
規定の得票に達した枢機卿は、自らの教皇名を決定。カトリックの総本山サンピエトロ大聖堂に新教皇として姿を現す。
[時事通信社]
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