ボルトの再来か、17歳ガウト=100で「9秒台」連発―陸上

陸上男子短距離でオーストラリアの17歳、ガウト・ガウトが世界を驚かせている。4月、豪州のパースでいずれも追い風参考記録ながら100メートルで9秒99を連発し、200メートルは19秒84をマーク。両種目の世界記録を持つウサイン・ボルト(ジャマイカ)の再来として周囲が過熱し、注目度はうなぎ登りだ。
昨年12月、全豪学生選手権200メートルを20秒04(追い風1.5メートル)で制覇。当時16歳ながら、シニアのオセアニア記録を56年ぶりに0秒02塗り替え、同年齢時のボルトの記録(20秒13)も上回った。ロイター通信などによると、ボルトはSNSで「若い頃の自分のようだ」とたたえた。
今年は3月に追い風3.6メートルの参考記録で19秒98をマーク。4月の全豪選手権ではシニア選手を寄せ付けず、19秒84で優勝を飾った。またも風に嫌われ、追い風2.2メートルで公認記録にならなかったが、「これは世界王者や五輪王者になるためのステップだ」と語った。
南スーダンから移住した両親の下、2032年夏季五輪の開催地であるブリスベン近郊で生まれ育った。スケールの大きな走り、後半の圧倒的な強さはボルトを思い起こさせる。本人は「ボルトといくつかの点で似ているかもしれないが、自分らしくいることを目指している」。今年最大の舞台である9月の世界選手権東京大会で、衝撃の走りが見られるかもしれない。(時事)
[時事通信社]

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