米、イエメンのフーシ派数百人殺害 3月15日以降
【ワシントンAFP=時事】米軍は27日、イエメンで3月15日以降、800以上の標的を攻撃し、幹部を含むフーシ派数百人を殺害したと発表した。≪写真は米空母「ハリー・S・トルーマン」から離艦するF/A18スーパーホーネット戦闘攻撃機。米国防総省の視覚情報提供サービス「DVIDS」が公開≫
米軍は「ラフライダー」と命名された作戦の下、ほぼ毎日フーシ派への空爆を行ってきた。紅海およびアデン湾を航行する船舶に対するフーシ派の脅威を排し、周辺地域における「抑止力」を再確立するのが狙いだ。
中東を管轄する米軍の中央軍(CENTCOM)司令部は、これまでで最も詳細な作戦の報告を発表。「ラフライダー作戦の開始以来、米中央軍は800以上の目標を攻撃した。これらの攻撃で数百人のフーシ派戦闘員と多数のフーシ派指導者が死亡した」と述べた。
また複数の指揮統制施設、防空システム、高性能兵器製造施設およびその貯蔵施設を破壊したとしている。
イエメンの広範囲を支配する親イラン武装組織フーシ派は、2015年以来、国際的に承認されたイエメン政府を支援するサウジアラビア主導の連合軍と交戦を続けている。最近の米軍による攻撃にもかかわらず、引き続き米国の艦船およびイスラエルに対する攻撃を行うと主張している。
米中央軍は「フーシ派は依然、われわれの艦船への攻撃を続けてはいるものの、わが軍の作戦により、彼らの攻撃のペースと効果は減退している。弾道ミサイルの発射回数は69%減少した。また、一方向攻撃型ドローンによる攻撃も55%減少した」と報告。
さらに「イランは間違いなく、フーシ派への支援を続けている。フーシ派がわが軍に対する攻撃を継続できているのは、イラン政権の支援があるからにほかならない」とし、「われわれは航行の自由と地域における米国の抑止力の回復という目標が達成されるまで、圧力を一段と強める」と述べている。【翻訳編集AFPBBNews】
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