役割全うしたリバプール・遠藤=控えでも腐らず―イングランド・サッカー

リバプールの遠藤は優勝が決まる試合終了の笛をピッチ上で聞いた。うずくまるGKアリソンの元へ駆け寄り、喜びを分かち合う。4点リードの後半30分すぎに投入され、いつも通りの落ち着きぶりで役割を果たした。
今季、遠藤が置かれた立場は決して簡単なものではなかった。スロット新監督の下、ベンチスタートが定位置。これまでリーグ戦での出場17試合は全て途中からで、終盤リードしたまま試合を締める「クローザー」と言える役割だった。
「プレー時間が短く、少し難しいところはある。それでも自分にできることはチームを助けること。考え方はとてもシンプル」。腐ることなく、常に最善を尽くす。試合中、ピッチ脇でのウオーミングアップはいつも入念だった。
主将のファンダイクは遠藤の存在について問われ、「経験を生かして試合を終わらせる。とても重要なことだ」と強調。「チームには何人か明確なリーダーが必要。ワタ(遠藤)は間違いなくそのうちの一人」と信頼を口にした。
来年にはワールドカップ(W杯)が控え、シーズンオフの去就が注目される。名門クラブで世界最高峰プレミアリーグの頂点に立った経験は、間違いなく大きな財産となるはずだ。(ロンドン時事)
[時事通信社]
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