落語家の柳亭市馬さんらに紫綬=春の褒章、629個人・団体受章
政府は28日付で、2025年春の褒章受章者を発表した。受章するのは607人(うち女性145人)と22団体。学術やスポーツ、文化・芸術分野で優れた業績を挙げた人に贈られる紫綬褒章には、落語家の柳亭市馬(本名右藤泰幸)さん(63)、舞踊家・振付家の近藤良平さん(56)、撮影監督の柴崎幸三さん(67)らが選ばれた。29日に発令される。
市馬さんは明朗快活とした人柄と美声を生かした高座で人気を集め、14~24年に落語協会会長を務めた。近藤さんはNHKの子ども向け番組などを通じてダンスの普及に尽力し、公共劇場の芸術監督としても活躍。市馬さんは21年、近藤さんは17年に芸術選奨の文部科学大臣賞を獲得している。
柴崎さんは、山崎貴監督の映画「永遠の0(ゼロ)」や「ゴジラ―1.0(マイナスワン)」で日本アカデミー賞最優秀撮影賞を受賞。学術界からは、国立研究開発法人物質・材料研究機構フェローの谷口尚さん(65)らが選ばれた。
農業や商工業に精励した人が対象の黄綬褒章では、仏料理シェフでソシエテミクニ代表取締役の三国清三さん(70)らが選ばれた。三国さんは西洋料理人として技術の向上に努め、後進の指導にも貢献した。
受章者の内訳は、紫綬褒章が20人(うち女性1人)、黄綬褒章が194人(同16人)、産業振興や福祉増進への貢献をたたえる藍綬褒章が375人(同120人)、ボランティア活動の実績を評価する緑綬褒章が11人(同7人)と22団体、人命救助に尽力した人が選ばれる紅綬褒章が7人(同1人)だった。受章者には5月12日以降、天皇陛下が皇居で面会される。
[時事通信社]
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