バウアー、闘志の129球=ここぞのナックルカーブ―プロ野球・DeNA

七回裏。DeNAのバウアーが打席に向かうと、どよめきが起こった。この時点で既に110球を超えていたが、続投する心意気に本拠地のファンは大歓声。「欲を言えば、九回もいきたかった」という闘志を前面に出した129球で8回1失点に抑え、2季ぶりに復帰したシーズンの初白星をようやく手にした。
ギアが変わったのは打線が逆転した後の五回。持ち味のナックルカーブが要所で決まり、3者連続で三振を奪った。若手捕手の松尾の好リードに乗せられるように終盤を迎え、八回も1死三塁から連続三振。最後はバッテリーがそろってほえた。
この日は今季最短の中4日でマウンドへ。それでも完投へのこだわりを見せたのは、目標に掲げる沢村賞の選考基準を意識するからこそ。開幕からの3連敗に下を向かず、ぶれずに自分の能力を信じた米大リーグのサイ・ヤング賞(最優秀投手賞)右腕は「これからもたくさんの勝利を見せたい」。低空飛行のチームとともに、ここから勝ち星を積み上げる。
[時事通信社]
最新動画
最新ニュース
-
カーニー新内閣発足=米貿易担当の顔触れ不変―カナダ
-
久保、立ち尽くす=スペイン・サッカー
-
五輪予選の中立選手公表=フィギュアのペトロシャンら―国際スケート連盟
-
久保はフル出場=スペイン・サッカー
-
米大統領、ルビオ国務長官を派遣=トルコでのウクライナ停戦協議
写真特集
-
ラリードライバー 篠塚建次郎
-
元祖“怪物” 巨人・江川卓投手
-
つば九郎 ヤクルトの球団マスコット
-
【野球】「サイ・ヤング賞右腕」トレバー・バウアー
-
【野球】イチローさん
-
【スノーボード男子】成田緑夢
-
【カーリング】藤沢五月
-
【高校通算140本塁打の強打者】佐々木麟太郎