古くて新しい、懐かし玩具=ブタミントン復活、「黒ひげ」はルール改正

昭和や平成に流行した玩具が注目されている。1987年に初登場し、大ヒットした「ブタミントン」が復活したほか、定番の「黒ひげ危機一発」は30年ぶりにルールを改正する。大人には懐かしく、若い人の目には新しく映り、世代を問わず楽しめそうだ。
ブタミントンは、メガハウス(東京)が今月発売した。ブタの形の「ラケット」の鼻から空気を出し、バドミントンのように羽根を相手コートに飛ばすゲームだ。87年と04年にも発売され、当時遊んだ人は親や祖父母に。ルールも操作も単純で、家族そろって遊べる。
タカラトミーの「黒ひげ危機一発」は7月発売の7代目商品からルールを変える。75年の初代は、たるに剣を刺して海賊の人形が「飛び出したら勝ち」だったが、95年に「負け」へと変更。発売50周年を期に「勝ち」へ原点回帰する。
バンダイ(同)が昨年発売した「Tamagotchi Connection」は、「たまごっち」シリーズのうち、04年に登場して人気を集めた商品の復刻版で、幅広い世代に受けている。セガフェイブ(同)が今年3月から販売する「プリントカメラ プリカ」は、撮った写真がその場で感熱紙に印刷されるカメラで、モノクロや粗めの画質がレトロだと話題だ。
大人でも玩具を楽しむ「キダルト」層が市場の成長を支える中、玩具業界では新しい(ニュー)と懐かしさ(ノスタルジア)を合わせた造語「ニュースタルジア」が世界的な潮流になりつつある。専門誌トイジャーナルの藤井大祐編集長は「懐かしさやレトロ感に加え、過去にヒットした玩具自体が持つ商品的な魅力もあり、幅広い世代に受け入れられている」との見方を示した。
[時事通信社]


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