富士通、北大院で授業=博士人材も企業で活躍を―6月から

富士通は6月中旬、北海道大の大学院生向けに、企業での働き方などキャリア教育に関する授業を開講する。博士課程まで研究に没頭した人材は企業の貴重な戦力となる一方、自身の将来像が描けず不安を抱える院生も少なくない。授業では人事部の社員が非常勤講師として、競争社会を生き抜く上での知恵やノウハウを紹介。社会に出て、企業で活躍するための基盤づくりを支援する。
全ての大学院生を対象に、単位を取得できる共通科目として通年授業を行う。富士通の人事担当者が授業設計から関わり、ロールモデルとなる社員との対話や事業所見学、ワークショップなどを予定。企業で働くイメージや問題意識を明確にし、主体的にキャリアを築く力を育てる。富士通は2023年度から北大で働き方セミナーなどを開いてきたが、授業を通じて取り組みを深める。
日本は海外に比べて、博士号を持つ民間人材が少ない。企業は入社した場合に返済を免除する奨学金を出すなど支援を強化しているが、通年授業の開講は珍しいという。富士通担当者は「博士人材の高い専門性や熱中して取り組む力を産業界で生かしてほしい」と話している。
[時事通信社]
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