ウクライナ和平「まずは全面停戦を」=北朝鮮への影響波及を危惧―松田前大使
松田邦紀前駐ウクライナ大使は25日、東京都内で記者会見し、ロシアの侵攻が続くウクライナ情勢について、全面的な停戦をまず実現すべきだとの認識を示した。24日に首都キーウが攻撃されるなど戦闘が続く中、「和平案の議論は停戦が合意され、落ち着いて協議できるようになってからだ」と指摘した。
和平協議を巡っては、トランプ米政権が17日の会合で、ウクライナ南部クリミア半島などをロシア領と認めることを盛り込む「枠組み」を提示したと報じられる。松田氏は、協議ではウクライナの独立、主権、領土一体性を尊重する必要があり、「決定できるのは当事国ウクライナだけだ」と強調した。
また、ロシア支援のため北朝鮮兵が派遣されたことに触れ、帰還した兵士の実戦経験が北朝鮮軍全体に還元されれば「21世紀型の戦闘に習熟した軍隊の出現を見ることになる」と危惧。ロ朝の軍事協力強化で「朝鮮半島の戦略的環境が今後大きく変わることを覚悟する必要がある」と述べた。
[時事通信社]
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