半導体、製造国の多様化重要=北海道千歳市の工場視察―オランダ首相
来日中のスホーフ・オランダ首相は22日、北海道千歳市を訪れ、先端半導体の国産化を目指すラピダス(東京)の工場を視察した。視察後に取材に応じたスホーフ氏は、トランプ米政権の関税措置を念頭に、「一つの国への依存から脱却しないといけない時代が来ている」と述べ、半導体製造国の多様化が経済安全保障上重要との認識を示した。
スホーフ氏は、ラピダスによる先端半導体の量産が成功すれば「貿易が多角化できる」と指摘。その上で「欧州や日本、さまざまな国で半導体の製造が可能になる。一国に頼らないことが重要だ」と強調した。ラピダスは2027年の量産開始を目指している。
ラピダスは昨年12月、オランダのASML社が世界で唯一製造し、半導体回路の微細化に不可欠な極端紫外線(EUV)露光装置を導入。生産ラインを視察したスホーフ氏は「(同社が)貢献できたことは非常に喜ばしい」と述べた。
[時事通信社]
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