「親中」の指摘も=台湾、友好深化訴え―教皇死去
【台北時事】フランシスコ・ローマ教皇の死去は、欧州で唯一の外交関係をバチカンと保つ台湾でも大きく報じられた。台湾の中央通信社は21日、「近年で最も親中国の教皇とみられていた」と振り返るとともに、教皇の「真の目的」は対話を通じて中国の宗教の自由や社会の開放を進めることだったとする専門家の見方も伝えた。
バチカンは1951年に中国と断交し、長年にわたり対立。ところがフランシスコ教皇の下、司教任命権を巡る暫定合意を結んで歩み寄った。合意内容は非公表だが、中国側が司教の候補を選び、教皇が最終的に判断する仕組みとされる。こうした両国の動きを台湾側は警戒していた。
頼清徳総統は21日、X(旧ツイッター)で「心からの弔意」を表明。台湾外交部(外務省)は21日の声明で「バチカンと共通の理念に基づく長期の友好関係を引き続き深化させる」と訴え、葬儀に特使を派遣すると明らかにした。総統府と行政院(内閣)は半旗を2日間掲げる。
[時事通信社]
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