苦しんだ末の頂点=岸、春の鍛錬が奏功―全日本体操

ゆかの演技を終えて優勝を決めると、感情があふれた。昨夏のパリ五輪代表、17歳の岸が初優勝。最後の技の着地で手をついてしまい、初めは悔しさが大きかったが、その気持ちはすぐにうれしさへと変わり、涙を流した。「トータルで見たらすごく良い試合。うれしい」
1種目目の跳馬から安定した演技を披露した。空中で足を開かず、きれいに伸ばした形で演じ、段違い平行棒では完璧な着地を決めた。この2種目は種目別でも1位。ゆかでは冒頭にH難度の大技「シリバス」を成功させ、会場を沸かせた。
夢だった五輪に出場した後はモチベーションの維持に悩んだ時期があり、冬場は思うような練習が積めないことも。見かねた豊島コーチの指導で、今春は約1週間にわたり1日2度の練習を積んだ。この鍛錬が奏功。調子を持ち直し、今回の頂点につながった。
苦しんだ末の栄冠に「達成感がある。頑張ってよかった」と岸。世界選手権代表争いでも優位に立ち、笑顔がはじけた。
[時事通信社]
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