奥川、隙逃さず=快進撃続く京都―Jリーグ

京都の奥川は一瞬の隙を逃さなかった。同点で迎えた試合終盤、裏に出たボールに対して、新潟DFの反応が鈍いと見るや一気に加速。体勢を崩しながら押し込んだ。チームを暫定首位に押し上げた29歳のドリブラーは「選手はサポーターに幸せを届けないといけない」。さらりと言った。
3月下旬から短い間隔で試合が続く。この日はリーグ戦6試合ぶりの黒星を喫した16日の浦和戦から、先発を大幅に入れ替え。前半は持ち味の鋭いプレスが決まらず、先制を許す苦しい展開だったが、選手に焦りはなかった。「相手の体力が落ちて、最後にチャンスがくる」(奥川)
後半から2人を代え、11分に奥川が入ると、運動量の増した京都に流れが傾いた。28分にゴール前の競り合いに勝ったラファエルエリアスが同点ゴール。チョウ貴裁監督は「連戦なので、引き分けでもいいと思っていた」と振り返ったが、選手の奮闘が勝利を引き寄せた。
例年は上位争いに加われずにシーズンを終えることが多いが、かつてないような快進撃。下部組織で育ち、欧州から10年ぶりに復帰した奥川は、喜びつつも「最後にどの位置にいるかが大事」と先を見据えた。
[時事通信社]
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